1999年10月

「稲ワラ公害


ワラ公害ってご存じですか。
稲作地帯では秋作業のあと、田んぼに残った排ワラを燃やす光景が見られます。この時に出る煙が、大気汚染を引き起こします。
収穫あとの生ワラ・もみがらは貴重な有機資源ですが、分解が遅く、化学肥料に比べて肥効調整が難しいため、役所などが焼却しないよう呼びかけをおこなっても、多くの農家がいまだに燃やしてしまいます。

私の場合、田んぼから出たものは田んぼに返すとの信念で、ワラの焼却はもちろん、運び出すこともしません。有機物のすき込みを3年5年と重ねていくことで、田んぼの土は健康になり、そこからとれるお米はおいしくなっていきます。
「持続可能な農業」という言葉を最近よく耳にします。「人にやさしく、環境にやさしく」が21世紀の農業のキーワードではないでしょうか。

 



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