1999年3月

「おコメでダイエット」


ハンは太る?
パンやうどんに比べると、ごはんは太るというイメージがありますが・・・。
本当のところはどうなのでしょうか。
主食といわれるゴハンと、パン・うどんなどの小麦食品。
私たちは現在、摂取カロリーの60%をデンプン食品から摂っているといわれています。
ゴハンの栄養素のうち、4分の3は炭水化物、すなわちデンプンです。デンプンそのものでは、人間は太りません。デンプンは体内でエネルギー源となり、パワーのもととなります。マラソン選手、野球のピッチャー、テニスの選手らが、試合直前には、肉を控え、おにぎりを食べるというのは有名な話です。

ゴハンが太りやすいというのは誤解です。
むしろ、ゴハンは太りにくい食品です。
太るとは貯蓄脂肪が増えること。脂肪分を摂ることで(油っぽいものを食べることで)、太るのです。このときにインシュリンと呼ばれる肥満ホルモンが分泌され、体の中に脂肪を貯蓄します。
逆に言えば、インシュリンと呼ばれる肥満ホルモンの分泌を抑えることができれば、油っぽいものをたくさん食べても、それほど太りません。消化のメカニズムです。
この時、ゴハンは他のデンプン食品に比べて、このインシュリンを刺激しないという性質があります。ですから、パンと肉よりは、ゴハンと肉の組み合わせのほうが、太りません。一緒に食べた肉の脂肪分が体内に貯蓄されにくいのです。
米粒を主食としている東洋人よりも、小麦食品を主食としている西洋人のほうが、明らかに太った人が多いですよね。
ゴハンを上手にダイエットに役立ててみてください。

 



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